我々は、怪物にも、英雄にもなれる…特殊能力を持って生まれた者たちの運命やいかに!? 韓国ドラマ『ムービング』にドはまり中

もしも超能力が使えたらーーー。

幼い頃、時折そんな空想をしていた記憶があります。

 

ディズニープラスで配信中の韓国ドラマ『ムービング』は、特殊能力を持って生まれた男女と、その能力を受け継いだ子どもたちのお話。子どもたちが成長した現代を軸に物語が描かれます。

 

宙に浮く能力を持つ少年・ボンソクと、ケガをしない能力を持つ少女・ヒスは、ひょんなことから同じ学校に通うことになりました。

お互いの能力については知らないものの、不思議と惹かれ合ったふたり。ボンソクは、ヒスを見るたび舞い上がり、宙に浮きそうになるので、身体に重りをつけてどうにか耐えしのいでいます。

 

いっぽうヒスは、ボンソクの優しさ、屈託のなさに、心癒やされていました。

そんなふたりを遠くから見つめる少年・ガンフン。実は彼にも「怪力」という特殊能力があったのです。

 

全20話の序盤は、3人の少年少女の目線で進行していきます。

イ・ジョンハさん演じるボンソクは、よく食べ、よく笑う、とってもいい子。あまりにも可愛らしく、この子を見ていると、我が子を超えて「孫」のようにすら思えてきます……どうかたくさん食べてスクスク育ってほしい!(※中の人の実年齢は25歳)

 

そして中盤からは、大人たちの物語へと移行していきます。

さかのぼること90年代、韓国の国家安全企画部は、特殊能力を持つ者たちを集めたエリート部隊を結成。そして現在、かつてのエリート部隊は「追われる者」として、命を狙われるようになるのです。

 

いったいなぜ、命を狙われなければならないのか。

そして、同じ能力を受け継いだ子どもたちの運命やいかにーーー。

テンポのよいストーリー展開と驚異的なアクション、圧倒的スケールに心奪われつつ、恋愛パートにほっこりできる、ヒューマンドラマ。1度観たら最後、高確率でハマるはず。